フリーゲーム感想その236 「Dear Mila」

ゲーム紹介

愛する娘への手紙を捨てるゲーム

男は毎日手紙を考える。愛する娘への手紙を。
そして、思いをつづった短い手紙を、暖炉の中に放り捨てるのだ。（引用）

ふりーむ様

Dear Mila：無料ゲーム配信中！ [ふりーむ！]

プレイ時間

約10分

対象年齢

全年齢

キーワード

ノベル・クリック・短編・シリアス・考察

特徴

北の街ではもう悲しみを暖炉で燃やし始めているらしい

・愛渇‪✕‬‪✕(あいかわめめ)さんのノベルゲーム

・手紙を燃やしていくゲーム

・エンディング数は2つ

感想

・ストーリー

ある日暖炉の揺れる火を眺めながら男は考えていた。

彼は娘に手紙を出そうとしていたが・・・？

・システム

◯wolfRPGエディターを使ったノベルゲーム。

◯テキストを読み進めていくシステム。

◯吹き出しが現れるところは一定数クリックすると進む。

◯一度クリアすると・・・？

・気に入った点

◯一周目は何が何だか分からない話ですが二周目で謎が解かれていくのが気持ちいい作品。

ここからネタバレあり

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・気に入った点

周回する事で意味がわかる作品でしたね。

一周目だけだと妻や子供と別れた夫が自分が原因で別れた事から目を背け続けて最後に自覚して自殺したのかと思ったら事情が重い。

娘に泣いて欲しかった事や靴を売った事も虐待や足を失う事態になったのかと考えてましたが・・・。

家族を失った人を1人にするのはやっぱり駄目ですね。強引でも誰かが近くで支えないと後追いを考えてしまいがちなので。

物語を考察するなら妻が妊娠して娘が出来ると知った夫がウキウキで産まれた後の準備をする→出産時に妻と娘が死亡、娘は産まれる前に水子に→絶望お父さん、来る日も来る日も届く筈がない手紙を書いては暖炉へ→限界が来て会いに行く準備をするって感じですかね。

そこから後を追うかグレンラガンみたいに胸の中で生き続けている事を理解して生きるか分岐する感じ。

でもこれらの話が全て男の妄想かもしれないしミアは普通に生きていて男だけが理解していない可能性もある。考察は自由ですね。

後エンディングで高橋邦子作品のエンディングでよく聞くハンガリー舞曲第5番が流れたからつい笑ってしまった。シリアスな場面で笑ってはいけない(戒め)

失って　初めて気づく　大切さ。

・エンディング

END1は男が首を吊るエンディング。

END2は男が生きる覚悟をするエンディング。