ゲーム紹介
これはすでに終わった話。
もうどうしようもない話。
彼らの話を聞くだけの、ごく短い掌編です。(引用)
ふりーむ様
プレイ時間
約5分
対象年齢
全年齢
キーワード
ノベル・短編・シリアス
特徴
・高槻 菜文さんのノベルゲーム
・2人の述懐を聞くゲーム
・エンディング数は1つ
感想
・ストーリー
2人の男女から告白を受ける物語。
男からは罪の懺悔を。
女からは今までの人生と未来を。
・システム
◯Light.vn10.2.0を使ったノベルゲーム。
◯セーブ、ロード無し。選択肢があるが一本道。
◯男女2人をクリックするとそれぞれの話が聞ける。タイトル画面が変わるとクリア。
・気に入った点
◯もう終わって終わらせられた話の作品。2人の話が同じ事を言っているのにそれぞれ全く違う考えなのが面白かった。
ここからネタバレあり
↓ここから反転
・気に入った点
囚人だった男性と魔女と呼ばれた2人の死後の話でしたね。
プレイした感想だと2人とも関わってはいるけどそれぞれ違う方向を見ていて分かり合えてはいないなと感じました。
囚人は自分に菓子をくれて初めて人の暖かさを教えてくれた魔女を崇拝していましたが魔女からしてみたら自分の未来を終わらせてくれるだけの存在で特に何とも思っていない様に見えますね。
まあ魔女からしてみたら何やっても変えようの無い未来が見え続けていて退屈極まりない人生だったのでそれを悲劇のヒロインにしてくれるなら誰でも良かったのかもしれませんが。
囚人に刺される前に生きろと呪いをかけてやったのも恨みや優しさみたいな特別扱いでは無く何やっても自由になれたからつい口から出てしまった言葉なのかも。決められた未来から勝ち逃げ出来たからご褒美感覚かな。
でも最後の最後までまともな会話も無いままそれぞれの境遇の中ではマシな終わり方ではあったので本人達にはある意味ハッピーエンドですね。
これから囚人が魔女殺害の犯人としてどれだけ追われ続けても必死に生き続ける様を見て魔女は何を思うのか。多分何も思わないでしょうけど。
後話を聞いてる人物は同一人物なのかな?死者と生者2人にインタビュー出来るなんてただもんじゃ無いよ。