ゲーム紹介
――腹の裡(うち)を聞かせて。(引用)
ふりーむ様
作者様のHP
プレイ時間
約60分
対象年齢
全年齢
キーワード
アドベンチャー・中編・SF・微グロ?・シリアス・感動・マルチエンディング
特徴
・あーりんさんのアドベンチャーゲーム
・アンドロイドの少女を解体するゲーム
・エンディング数は4つ
感想
・ストーリー
コンベンションセンター爆破事件が発生し生存者は少女型アンドロイドリージェのみ。
そこで何が起こったのかを調べる為主人公は彼女を解体することに。
完全停止まで後3分。真実に辿り着けるか。
・システム
◯wolf RPGエディターを使ったアドベンチャーゲーム。
◯リージェの部位を解体し情報が含まれているメモリーメダルを取り出すシステム。
◯解体する度に放電が強くなり生体電圧が減っていく。0になるとゲームオーバー。
◯お金を消費することでショップで解体器具を購入できる。
・気に入った点
◯リージェの正体や世界観が少しずつ暴かれていくのが良かった。
◯ショップに売られている謎アイテムを購入すると真相が判明するのが面白い。
ここからネタバレあり
↓ここから反転
・気に入った点
世界観が魅力的な作品でした。
この世界執政部、ギャング、テロリスト紛いの灰色の陽とかいう集団とヤバい奴の展覧会みたいですね。しかもシュガーはテロ集団の一員ですか。シティ側である筈の剖検医がテロリストと繋がってるとはこの世界腐ってるなあ。最早麻薬売りたい放題じゃねえの?
まあそんなシュガーもこの世界からオタッシャしてますが。殺されてから結構気がつかないなんてマリアンヌもお間抜けさんだなあ。こういうイキってた女性が追い詰められて余裕が無くなる様は素敵だ。
リージェは画家のメロディと暮らしていた軍用アンドロイドだった所をテロに利用された感じですかね。リージェをララの再現に使おうとしたけど諦めて幸せに暮らしていたところに灰色の陽がやってきたのでそれを逆手に取ったみたい。
しかしメロディ凄いな・・・。病気で死にかけなのにここまでテロリストを欺けるとは。参加者拉致はリージェの担当ですが警察に侵入してシュガー殺害からリージェ解体までは彼1人でやってるのが画家にするには惜しい才能ですね。
メロディは最期に死んでしまったみたいですが灰色の陽のメンバーにはかなり復讐出来ましたしラッシュみたいな復讐者もいるので誰かが終わらせてくれそうですね。
ただアマンダエンドではリージェが記憶を失ったにも関わらず主人を探してるのが悲しい。いつか医者から真相を聞けるまで存在しない主人を探し続けるのでしょう。
散々人間の都合に振り回されるリージェが只々悲惨。彼女が真に自由になる日は来るのか。
後ゲームの仕様なのか意味があるのかは不明ですが洗面室の解錠コードがショップで売ってるのは気になりますね。あれは何故・・・?
マリアンヌエンドはマリアンヌが追い詰められるエンディング。
テロリスト終焉のお知らせ。
罠に嵌めたつもりが嵌められたやつを見るのは気分いいのう。
ラッシュエンドはシタデルの真相が判明するエンディング。
メロディとは死者に縋るもの同士何か通じ合う所があったのか。
深く踏み込まないラッシュが2枚目過ぎる。
アマンダエンドはメロディが行方不明になるエンディング。
尽くしてきたのに捨てられたのか、これから行う事に巻き込ませない為か。
多分後者だけど知らないままのアマンダが哀れ。
リージェエンドは真相が明らかになるエンディング。
何故リージェを主人公が解体するのかに意味があるのは凄い。
果たして記憶処理後のリージェはどうなるのか。