ゲーム紹介
大学の夏休みに実家に帰省した一輝。
家族に会いに行くためでもあったが、小学生の頃、幽霊が出ると噂され、一度探検しに来たことのある「あの家」に行ってみるのも目的の一つだった。
最初は「あの家」のある場所に行って終わるはずだったのだが、懐かしさに飢えていた一輝は家の中に足を踏み入れてしまう……
やや残酷な表現があります。苦手な方はご注意ください。(引用)
フリーゲーム夢幻様
プレイ時間
約20分
対象年齢
全年齢
キーワード
探索・アドベンチャー・短編・ホラー
特徴
・こぶのりさんの探索アドベンチャーゲーム
・曰く付きの家から出られなくなったので脱出するゲーム
・エンディング数は2つ
感想
今時の子供はこれが何か分かるのだろうか
・ストーリー
実家に帰ってきた主人公一輝はかつて探検しに来た廃墟が気になり入ってみることに。
しかし急にドアが開かなくなり窓も鉄板で封じられていた。
嫌な感じがする家から脱出する為探索を始めるのだった。
・システム
◯wolf RPGエディターを使ったアドベンチャーゲーム。
◯アイテムをアイテム欄から使用する事で扉を開ける事が出来る。
◯アイテム同士を組み合わせて違うアイテムにする事も。詰まったら組み合わせると先に進めるかも。
◯数字を入力する場面があるが謎解き等は無いのでメモをよく見る事。
・気に入った点
◯終始不気味な雰囲気でよかった。鬼ごっこや驚かしポイントも無くホラーが苦手でも楽しめる。
◯VHSが小道具として使われていた事。1990年代はまだビデオテープを使って録画していたのを思い出せた。
ここからネタバレあり
↓ここから反転
・気に入った点
死んだ子供を蘇らせようとした母親が全ての元凶ではありますが幼馴染を死に至らしめたのは嘘をつく事を提案した主人公なので実質共犯みたいな形になっているんですね。
主人公は脱出した後誰にもこの事を話さず一生生きていくのでしょうか?耐えられなくなりそうですよね。
他にも探索に行った2人も何かしらの怪異に襲われていそうなので続編が出せそうな終わりだなと感じました。
後主人公を閉じ込めて死体を見せた存在は結局誰なんでしょうか。
呪術を学んでいた母親の京子か、生贄によって生き返った大輔か、はたまた主人公によって死ぬ事になった陸なのか。
自分は主人公が罪の意識から家から出られないとかが全て思い込み探索していた説を提唱します。
最後まで分からないままなのも不気味ですけど狂人の1人劇場もそれはそれで怖いですからね。
・エンディング
ノーマルエンドは真実を知らないまま脱出するエンディング。
臭いものには蓋して逃走とは誉を失ったな・・・。
あの感じだと陸の事を思い出す事すら無さそうなのである意味バッドエンドかも。
トゥルーエンドは幼馴染が死んでいた事を知り脱出するエンディング。
幼馴染だった陸は行方不明になったのでは無くこの家に住んでいた京子に殺されていたんですね。
主人公達がついた嘘が無ければ死ななかったかもしれないので怨霊になってもしょうがかいかもしれません。
主人公もせめて遺骨くらいは持って帰ってやっても良かったのでは?と思いました。