フリーゲーム感想その56 「MARK」

ゲーム紹介

学生のヒカリは，見覚えのない部屋で目を覚ます。

何をしていたのか，どうやってこの部屋に来たのか思い出せない。

部屋にいたふくろうが語り掛ける。

「君のなくしものを見つけないと，ここからは出られないんだ」

ヒカリのなくしものとは……？（引用）

ふりーむ様

MARK：無料ゲーム配信中！ [ふりーむ！]

プレイ時間

約5分
 

対象年齢

全年齢

キーワード

探索・アドベンチャー・障がい・社会問題・短編

特徴

・水木さんの探索アドベンチャーゲーム

・女の子を操作して無くしてしまった物を探すゲーム

・エンディング数は1つ

感想

・ストーリー

主人公ヒカリは目が覚めると見知らぬ部屋に閉じ込められていた。

喋るフクロウが言うにはここは夢の世界である事、そして大事な物を見つけないと出られないとの事。

夢から目覚める為ヒカリは３つの大事な物を見つけに行くというストーリー。

・システム

〇wolfRPGエディターを使った脱出ゲーム。

〇３つの扉を潜り其々の部屋に隠されたアイテムを回収すればクリアになる。

〇アイテム使用や謎解きも無く部屋中調べればクリア可能な難易度。

〇但しアイテムを手に入れる度主人公の移動速度は落ちていくが、部屋が広くないので苦に感じないのは◯。

 
・気に入った点

〇5分で終わる脱出ゲームですが、このゲームが伝えたい事がしっかりしているので記憶に残る内容になっています。

〇自分自身の立ち振る舞いや周りの人が抱えている問題を振り返るいい経験になった一作です。

ここからネタバレあり

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・ストーリー

目に見えない障がいを抱えている方の生き辛さを実感出来る作品でした。

耳が聞こえないのでは無く音に敏感なのは自分も経験があるので特に理解できます。

最後の場面を見るに障がいを持ちながらも生きてきたけど理解者に出会えず苦しんできた彼女の回想の世界なんですかね。

ただ最後は主人公に声をかけていた人がいたので、彼がマークの意味を理解して助けてくれる人である事を祈るのみです。

こういった見えない障がいを教えるマークの存在がもっと周知されれば良いなと思う作品でした。