フリーゲーム感想その33 「祭囃子が鳴り止むまで」

ゲーム紹介

祭の夜に出会った少女と一緒に、僕は高台の神社へ行く。
その道中、僕たちは奇妙な体験をする。
僕の、懐かしく、切ない思い出の物語。（引用）

ふりーむ様

祭囃子が鳴り止むまで：無料ゲーム配信中！ [ふりーむ！]

作者様のHP

ゲーム作品

プレイ時間

約30分
 

対象年齢

全年齢

キーワード

アドベンチャー・ホラー・青春・感動

特徴

・鳥籠さんのホラーアドベンチャーゲーム

・お祭りの日に出会った女の子と一緒に神社に向かう物語

・エンディング数は2つ

感想

・ストーリー

海沿いの村から引っ越すことになった主人公カオルは友達はいないが海嘯祭というお祭りに出かける。

しかしクラスメイトに出会い帰ろうとした所をマツリと名乗る女の子に神社へ行こうと誘われる。

神社がある高台へ向かうまでの道中2人は幽霊に出会うというストーリー。

ボーイミーツガール物が好きな人なら間違いなくハマる内容です。

こういう一夏の思い出を主題にしたゲームは自分好みですね。

・システム

探索要素はほぼ無く一本道を進んでいくシステム。

道中道を塞ぐ幽霊に出会うので相手が成仏出来るような選択肢を選んでいく。

選択肢次第ではあっさりゲームオーバーになるので話しかける前にセーブする事を推奨。

・気に入った点

短編小説をそのままゲームにした様な作品で読み終わった後の満足感がかなり高いです。

パロディネタ等もほぼ無く純粋にシナリオを楽しめる作りになっている一作です。

後マツリちゃんの泣き顔が可愛いので是非プレイして見て下さい。

ここからネタバレあり

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・キャラクター

主人公のカオルは小学6年生にしてはかなり大人びてますね。

散々別れを経験しているからでしょうか。

子供の頃から引っ越しを続けていれば友達を作る気も無くなってくるのは共感できます。

殺人鬼の幽霊に出会った時に冷静に相手の逃走理由や出身を推理して成仏させたのは作者さんの主人公らしいと思いました。

マツリは大人っぽい子ですが主人公より年下な分子供らしさが見え隠れしている所が可愛いですね。

呼び捨てで呼ぶとキレるのはビックリしましたが。

おじさんにも見えてる辺り幽霊では無いなとは思いましたがまさか死ぬ程の病気とは・・・。

最後は村に帰ってきた主人公に再開して終わり。

これからが幾らでも想像出来る晴々とした終わり方で好きです。