ゲーム紹介
ここは、ゲーム制作途中で放棄された、主人公たちのゴミ箱。
せめて、彼らの思い出の品を、探してあげよう。(引用)
ふりーむ様
フリーゲーム夢幻様
プレイ時間
約5分
対象年齢
全年齢
キーワード
RPG・短編・シリアス・没キャラ
特徴
・Tokusakaさんのロールプレイングゲーム
・終わった世界を散歩するゲーム
・エンディング数は1つ
感想
・ストーリー
ハロルドは不思議な場所で目を覚ました。
勇者である彼は魔王を倒す旅をする筈だったがゲームがボツになり世界が消されてしまった事を悟る。
やる事もないので散歩するのだった。
・システム
◯ RPGツクールMVを使ったロールプレイングゲーム。
◯周辺を探索してアイテムを探すシステム、
◯落ち込んでる人達を元気付けてあげよう。
・気に入った点
◯短い話だが心にくる作品だった。自分も設定だけ考えて放置した作品があるので他人事として見れなかった。
ここからネタバレあり
↓ここから反転
・気に入った点
自分の世界がゲームの世界で目的すら達成出来ず消された登場人物が哀れでならないですね。
せめて一通り作られていたなら自分の人生も肯定出来たのかもしれませんがまさか設定の時点で全没とは・・・。
ただリンド達は最後にゲーム内に存在していた証である指輪、王冠、斧を見て納得して消えていけました。
勇者達も旅の目的だった最後の戦いが出来たのでエンディングすら無く消える事が出来たのかもしれません。
満足して死ねるって幸せな終わり方ですね。
・プレイ中感想
いきなり世界と人生そのものを否定される主人公。悲しすぎる。
焼かれた家が無傷のままなのも中が作られて無いのも作るのに飽きた感じが出てていいですね。
リンド、ザン、キイもストーリーが続けば仲間になるキャラだったのかもしれないけどこの世界では設定が残っているだけ。
皆自分は設定だけ作られて放置されたキャラだと思っていたのをブローチを見て成仏した辺り自己肯定できれば没キャラも報われるのかな?
自分がそう思い込んでいるだけの存在なのかゲームの中に実在したキャラクターなのか分からないままだったのをハロルドのおかげで思い出すことが出来たみたいです。
そして最後は戦う事すら無かった魔王と対面。いずれは消されるゴミ箱の中だけど主人公として立ち上がったのなら彼らにとっては救われた終わりなのかも。