フリーゲームの忘備録

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フリーゲーム感想その25 「死妖花」

ゲーム紹介

 

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紫陽花……その花言葉は『無情』。
大学生の篤夢は、後輩の智美とのバイク旅行中、タイヤをパンクさせてしまう。
二人がやっとたどり着いたのは、紫陽花が咲き乱れる洋館だった。
「なんだか懐かしいんです。この建物」愕然とする智美。
しかし、それは惨劇の幕開けだった……。(引用)

 

ふりーむ様

死妖花:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]

 

作者様のHP

ゲーム作品

 

 

プレイ時間

 

約1時間
 

対象年齢

 

全年齢

 

キーワード

 

探索・アドベンチャー・ミステリー

 

特徴

 

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・鳥籠さんの探索アドベンチャーゲーム

・屋敷の中を探索して謎の人物の正体を解き明かす物語

・エンディング数は25つ

 

感想

 

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・ストーリー

道に迷った主人公篤夢は後輩の智美と一緒に山中の屋敷に雨宿りの為避難する。

誰かが住んでいる気配がある屋敷に見覚えがあると言う智美。

篤夢は彼女と一緒に何者かがいる屋敷を探索する事になるストーリー。

 

ホラーな部分もありますが主人公達の掛け合いやギャグ選択肢のおかげで怖がらずにプレイ出来る作品になっています。

この屋敷で起こった事件や主人公達を狙う存在の正体もしっかり探索していれば推測出来る様になっているので良く出来た推理アドベンチャーだと思います。

 

・システム

屋敷の中を探索してイベントを進めていくシステム。

アイテムが必要な場面はほぼ無く犯人を突き止める為のヒントとしての役割が大きい。

特定の場所に行ったり家具を調べると話が進むが作中で教えてはくれないので屋敷中ぐるぐるすると進んだりする。

 

ホラーゲームによくある追いかけっこや突然の驚かしもほぼ無く純粋に推理と探索に集中出来る様になっている。

最後に犯人が誰かを推理する名前入力シーンがあるが作者さんらしく複数の名前に対応したエンディングが存在する。

但し犯人の名前をきちんと入力しないと大体の場合バッドエンドになるので注意。


・気に入った点

ヒロインの智美が可愛い!セクハラされても許してくれる天使みたいなヒロインです。最初から好感度が高いヒロインもいいですね。

しかしプレイヤーが行動したとはいえ風呂場に突撃したり窓を開けたりする主人公はヤバイ。

 

そして最後の犯人を当てるシーン。

あれを初見で当てるのはかなり難しいですが屋敷の書籍やアイテムをよく見れば当てられる難易度なのてまずは攻略を見ないでプレイする事をお勧めします。

分からなかった場合でも屋敷の外を調べてみると何かヒントがあるかもしれないです。

 

 

ここからネタバレ有り

 

 

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・エンディング

色々あるけど1番好きなのは弾痕編エンド。

最早追加シナリオみたいになっている長さのエンディングでびっくりした。

途中でセーブ出来るのも◯。殺人事件に巻き込まれるのに勘違いコントが繰り広げられてるのがギャグとシリアスの境目を交互していて好み。

名前入力に死んだ人の名前を入力するといきなり殺しに来るのは笑った。チンチコーレ!

 

・真エンディング

生きろ!そなたは美しい!

犯人の名前はゲーム中だと出てこないけどヒント(というより答え)はreadmeに書いてあるから解きやすいいい塩梅です。

それでもわからないならヒントで聞けるのも優しい。

他のエンディングでは死ぬ犯人を救えたのはいいんですが智美は生涯死んでしまったと思い続けていると思うと少し悲しいですね。

自身の出生を知り家族が1人も居なくなってしまっても最後に生きろと言ってくれたのなら生きていけると思うので分からないままよりは救われているのかなと思いました。


 ・隠しエンド

このゲームには本編にはヒントが無い隠されたシナリオとエンディングがあるが、まず正攻法で見破るのはほぼ無理。

どうしても見たいならググるか作者さんの公式HPに書いてある通りに第5回wolf RPGエディターコンテストWOLF RPGエディター コンテスト 第5回結果発表の作者の第7作品を見つけて作者名を入力してみるといいかも。

その作品が作られた意味が分かる前日談の様になっているのがまさに隠しエンドらしい。

しかしよくあんなに名前候補が咄嗟に思いつくなあと感心してしまった。

 

後一度クリアした後にスタート地点にあるアイテムを特定の場所で使うといつもの宴会場に行けるようになっている。

アイテムがアイテムなので見れば使う場所が分かるのが優しい。その代わりにクイズはかなりの難易度でセーブ前提レベル。

しっかり見直してプレイしよう。恒例になった失笑問題もゲームネタ縛りでよく漫才を作れるなと感心しました。