ゲーム紹介
短編探索ホラーアドベンチャー(引用)
ふりーむ様
作者様のHP
プレイ時間
約30分
対象年齢
全年齢
キーワード
アドベンチャー・短編・ホラー・シリアス・微グロ
特徴
・あうぐさんのアドベンチャーゲーム
・ママを笑顔にするゲーム
・エンディング数は1つ
感想
・ストーリー
エミリーはママが大好き。
ママもエミリーが大好き。
エミリーは大好きなママを笑顔にする為探しに行くのでした。
・システム
◯wolf RPGエディターを使ったアドベンチャーゲーム。
◯アイテムを集めて先に進むシステム。
◯アイテムは自動使用。
◯終盤アイテムと資料が消滅するのでセーブをこまめに。
・気に入った点
◯家族愛とすれ違いの物語。直向きで健気だったからこそ起きた悲劇。
ここからネタバレあり
↓ここから反転
嬉しかったら笑顔を見せて
エミリーは私を必要としていない
・気に入った点
母と子のすれ違いがエゲツない程悲しい作品でした。
母親は自分の気を引いているだけだと思っていたら・・・。
最後はもう取り返しのつかない事態に。ブラックジャック先生助けて!
時系列はウィリアムとオルヴィアの間にエミリーが産まれる
→ウィリアムは戦場カメラマンか何かで滅多に家に帰らない、エミリーは母親に依存する
→ウィリアムがエミリーの誕生日に事故で帰らぬ人に、オリヴィアは泣く日々が続く
→2004年からエミリー自傷スタート、母親は困惑
→母親せめてエミリーの前では笑おうと決意、エミリーの自傷が続く
→母親の精神が限界に、エミリー更なる自傷チャレンジへって感じなのかな。
エミリーの自傷行為は幼いなりの優しさというより条件付けみたいな理由だったんですかね。
風邪をひいて苦しい時に母親が笑ってくれていたから自分が苦しければ母親は笑ってくれると思ってしまった感じなのかも。
だから大好きな母親の為に躊躇いなく自傷出来ますし治療に関しても後ろ向きなのも理解出来ます。
エミリーが最後に目覚めるまでの話は全部夢の中のお話なのかな。
回想シーンやポーズ画面で録画している様な演出が入りますが起きた後は入らないのでどうやらそうみたい。
夢の中で自分を殺害したりするのは痛みから逃げようとする理性を否定しようとする為?
自傷方法は家の中で見た本から考案したのが分かりますが話の内容から自傷に使えそうな文章だけを読み取っているのがエミリーの必死さと健気な所が伺えますね。病
院が良く出てくるのも自分の怪我を治して母親の笑顔から遠ざけようとする場所だからかも知れません。
しかしエミリーの自傷行為に限界が来た母親は自傷しても泣いてしまう。
それを見て自傷が足りないから泣いているのだと勘違いしたエミリーは拳銃自殺してしまう事に。
母親の考えを理解していればこうはならなかったのかも知れませんが母親の心の内が書いてある日記を見ているのは夢の中だけで現実世界で見た日記は母親が自分を必要としている文章だけ。
これだけしか見てないならいつも以上に頑張ろうと幼い子供なら思ってしまうかもしれません。
怪我をした自分を見て母親が笑ってくれると信じエミリーは幸せな気分で自分を撃つ。愛故に人は死ぬ。
果たして夫に続いて娘まで失った母親は何を思うのか。
何を考えていたのか分からないままのエミリーが自分が捨て忘れていた拳銃で死んだのを見たらそのまま後を追ってしまいそうで悲しい。
しかし当たりどころが悪くてギリギリの所で助かる展開がワンチャン有るかもしれない。
ハッピーエンドは願うだけならタダだ。