フリーゲームの忘備録

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フリーゲーム感想その52 「神林家殺人事件」

ゲーム紹介

 

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神林家殺人事件。
日本中を震撼させたあの事件から早くも数年の歳月が経ちました。
巷に溢れるニュースの流れの中で、既にあの事件のことは忘却の彼方にあるという人も少なくないと思います。そのため今だからこそ、この場を借りて公表したいことがあります。
驚かれるかもしれませんが、本作の作者である私(鳥籠)は当時、あの神林家殺人事件の渦中に居合わせておりました。そして、それまで味わったこともなかった混乱と恐怖、絶望を越えて私は生き残ったのです。当時の、目を覆いたくなるような凄惨な光景の数々は作者の脳裏に焼き付き、今でも悪夢にうなされる夜があります。
しかし、世間ではどうでしょう。事件後、表面的なニュースだけが流れ、根も葉もない噂や憶測が飛び交い、大多数の人はあの事件の詳細までを理解しているとは言い難いというのが私の印象です。
あの事件の全容を目の当たりにした当事者の一人として、神林家殺人事件の真実を世間に知ってもらう必要があると私は考えました。そして、それを伝えることが、あの悪夢の館で生き残った私の使命だと思うのです。
幸いにも私にはゲーム制作という趣味がありました。
そのため、あの事件を推理ゲームの形で再現することを思いつきました。
当時作者が見聞きしたことや事件の資料を参考にし、可能な限り現実の事件に近い形で作品化しましたが、ゲームとしての体裁を整えるために作者の想像で補った部分が少なからずあります。娯楽性を保つ為、敢えて作者の視点ではなく、同じく事件の際に居合わせた大学生を主人公としました。
また、関係者の個人情報に配慮し、一部の登場人物の名前や設定に修正を加え、事件の背景設定に脚色した箇所が少なからずあります。
本作『神林家殺人事件』は実在の事件の再現ゲームであり、正規ルートで描かれる物語は全て現実に起こったことです。このゲームは、フィクションではありません。登場する人物・建物・団体・事件は現実に存在する、あるいは存在したものです。
このゲームを通じて、あの悪夢のような事件を一人でも多くの人に追体験してもらいたい。それが作者の切なる願いです。(引用)

 

ふりーむ様

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作者様のHP

ゲーム作品

 

 

プレイ時間

 

約3時間
 

対象年齢

 

全年齢

 

キーワード

 

推理・アドベンチャー・探索・ホラー・エンディング多数・シリアス

 

特徴

 

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・鳥籠さんの推理アドベンチャーゲーム

・神林家で行われた殺人事件の犯人を推理するゲーム

・エンディング数は?つ

 

感想

 

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・ストーリー

主人公の悠は先輩の玲於奈が参加する神林家で行われる推理小説好きのオフ会に同行することに。

しかしパーティの後殺人事件が発生し次々と犠牲者が増えつつけて行く。

果たして主人公は犯人を突き止めることができるのか。

 

・システム

巨大な屋敷、神林家を歩き回って犯人を探すゲーム。アイテムはほぼ無く自動使用なので探索よりもイベントを探すために屋敷内を歩く事になる。イベントが発生すると次のイベントが発生するフラグが立つ。

 

事件が起こる度に主人公の同行者が変わるのが特徴的。同じ場所を調べても同行者毎に台詞が変わったり特定の組み合わせで台詞の掛け合いになったりする。調べられる場所も多いので色々探してみると意外な発見がある。

 

作者さん特有のギャグ選択肢やパロディ多目の台詞、そして最後の推理パートも完備している。


・気に入った点

 〇叙述トリックの使い方がうまい。以前の作品でもあったように主人公とヒロインの関係性から物語の根幹にまでプレイヤーを騙す仕組みがある。

〇真実を知った後に見ることができる隠しエンドの内容を見て驚愕。すべてがひっくり返される。

 

 

ここからネタバレあり

 

 

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・隠しエンディング

この作品さんって女性だったのかと思ってしまいましたよ。ある意味この作品で1番ビックリしました。

後期クイーン問題は言葉すら聞いた事が無かったんですが要するに探偵が間違った推理を真実だと思ってしまうみたいな事なんですかね?よくわからないです。

 

推理する間もなく連続で人が死に続けると自分はすぐ電脳世界説を疑ってしまうのですがある意味当たりでしたね。

最初から見直すと分かりにくいが犯人が意図的に変えている部分が確かに違和感感じますね。方言は分からなかったのでプレイ中は気づきませんでした。

 

真犯人の目的は犯人が語っていたのがヒントでしたね。

ゲーム感覚な考えはつい自分も思いがちなので怖いなと思いました。

最後は逃げて終わりだったのでまた同じような事件が起こりそうなのが怖いですね。

 

今見直すと最初の赤色と青色に分かれて誰かが喋っているのも如何にもゲーム的な演出ですし2人犯人がいる証拠になってますね・・・これはすごい。

何時もの作者名入力で作者本人が出てこなかったのも伏線とは・・・


 後玲於奈の特殊な趣味を見て以前の作品をやっていたので主人公が女性の同性カップルなのか?と思ってたら普通のカップルでしたね。

蓼食う虫も好き好きと言いますが、互いに理解し合える関係なのは羨ましいです。